徒 然  

       日々の思いなどを綴っています          

如月の雨

しみじみとけふ降る雨はきさらぎの
春のはじめの雨にあらずや
(若山牧水)「くろ土」


100年前の歌。重なる思いを込め、春の訪れを詠んだものか。
如月とは2月の旧暦表記であり、新暦では3月にあたる。


願わくは花の下にて春死なん
その如月の望月のころ(西行)



元旦から能登半島地震で気が滅入ってしまった。
こちらも揺れたけれど、被災者の方たちのことを思うと、
悲しくて切ない気持ちが続いている。
普通の生活がどんなに幸せか思い知らされる。